作家紹介vol.1 ミズテツオ

2020-11-10

ミズテツオ TETSUO MIZU

( ミズテツオ ≪NOWGOROD≫ 油彩・キャンバス 25M )

 

ミズテツオの代名詞ともいえる「フラッグ・シリーズ」。
ここには、海上における船舶間の通信に用いられる「国際信号旗」が用いられています。

国際信号旗は1つの旗が一つのアルファベット、数字に対応しています。
その旗の図柄を、タイトルの記号(アルファベット)から置き換え、
独自の哲学によって画面上に組み合わせ、絵画世界を構築しているのです。
この「フラッグ・シリーズ」により、1980 年代に一躍脚光を浴びました。

 

ミズテツオ_12F_ARGENT

( ミズテツオ ≪ARGENT≫ 油彩・キャンバス 12F )

 

描く際には、キャンバスの全体を黒色で塗りつぶし、その上から他の色を乗せていくことで、
深みのある落ち着いた色彩を表現しています。
線描にも独特なタッチが表れており、歪みのある線はどこか動物的で、鑑賞者の心を揺さぶります。
鮮やかな色面構成と、精緻な線描による独特のテクスチュアは、
国内に限らず、欧米のアートシーンでも絶賛され続けています。

 

ミズテツオ53×53_KING

( ミズテツオ ≪KING≫ 油彩・キャンバス 10S )

 

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( 川田画廊での展示風景 )

 

<ミズテツオ 略歴>

1944年 東京に生まれる
1968年 モディリアニの絵と出会い生涯の師と決める
1971年 絵を始めるために武蔵野美術学園に学ぶ
1975年 自由美術展に出品、会員となる
1983年 自由美術賞受賞、この年より3年渡伊し制作
1987年 第1回具象美術コンクール特別賞受賞(ローマ)
ラヴィニオ(ローマ)聖アンナ教会のステンドグラスを制作
1988年 フランス人画商ジャン・ポール・シュナイダー氏とヨーロッパ・
アメリカ独占契約を結ぶ
詩画集「セレナード」、版画集「愛の調べ」を出版(芸術新聞社)
1989年 パルマ・デ・マヨルカ(スペイン)に滞在 ’90 ‘91
1990年 サルバドール・ダリ/ミズ二人展 HOSPICES DE BEAUNE(ボーヌ、フランス)
1991年 クリスチャンディオールサロンにて個展(パリ)
1992年 パリに滞在(?96)、制作
1993年 パリ郊外のサン・ジャン・ダンジェリーの教会で大作制作
1994年 パリ・シャイヨー宮海洋博物館にて150点の個展を開催
1996年 長野冬季オリンピックフィギュアスケート場
エントランスホール正面陶壁画 (32×6m)を制作
戸田競艇場イベントホール床面画(70×50m)制作
1997年 ロッテルダム(オランダ)MARITIME MUSEUMにて個展
ボーヌ(フランス)に滞在、制作
1999年 戸田競艇場VIPホールモニュメント「男と女」制作
銅版画集「リベルテの歌」を刊行(四季彩舎)
2000年 イスタンブール(トルコ)滞在、制作
2009年 横浜開港150周年記念イベントに出品
2010年 いすみ市 田園美術館にてミズ・テツオ展
2011年 大多喜 ハーブガーデンホテルにて10枚の壁画制作
2014年 小川英晴氏(詩人)を月刊ギャラリー誌上連続対談
「クラシック・モダンを描くミズ・テツオの世界」
(2014年5月号-2015年4月号)
2016年 田園美術館にて ミズ・テツオ展
Whitestone Gallery Hollywood Road(香港)にて個展

その他、国内・海外にて個展多数開催