SHIGENAGA YAHARA
矢原 繁長
静謐でありながら、鮮烈で明快な美術作品を制作する現代美術家・矢原繁長。
作品コンセプトは「封印するがゆえに存在は際立ち、消すがゆえに言語や色彩は鮮やかに蘇る」。
彼の作品は常に思索的あるいは哲学的である。
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矢原、自らが執筆し出版した詩集を、自らが金属で封印した立体作品「 詩集封印 」
自らの言語(詩)をキャンバスに書き、それを何層もの色面で消すという行為を繰り返すことにより成立する絵画作品「 Red&Black painting 」
原色で描かれた繊細な線や色相をホワイトで消して成立する絵画「 White painting 」
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美術と文学を融合させるという明確なコンセプトのもと創り出されるその絵画は、鮮やかな色彩と豊かなフォルムで構成される。
理性と感性の黄金比を追求する中で生まれた作品群は、哀しいほどの詩情をたたえる。
【パブリックコレクション】 久万美術館・関西大学博物館・甲南大学 他
Profile
- 1960
- 愛媛県生まれ 関西大学法学部卒業
- 1991
- 第6回 吉原治良賞美術コンクール展 (’01)
- 2001
- 昭和シェル石油現代美術賞展
- 2001
- 青木繁記念大賞公募展
- 2004
- 現代日本絵画展
- 2006
- 池田満寿夫記念芸術賞
- 2019
- KUNST RAI ART Amsterdam (’22)
- 2019
- ART TAIPEI (’22)
- 2022
- 久万美コレクション展Ⅱ
- 2022
- 「口笛/封印 現代美術家・矢原繁長+詩人・岸田将幸」展
- 2022
- 2011~2022 東京、大阪、神戸、愛媛にて個展多数